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電脳図鑑をつくる 1 ─ なぜ図鑑・DB 型にしたか

記事の集合ではなく、構造化された図鑑として AI 家電・スマートホーム機器・ロボットを収録する。そう決めた理由と、分類軸・ステータス追跡・AI エージェント向け出口という設計の骨格を書く。

電脳図鑑は、AI 家電・スマートホーム機器・ロボットを横断して収録する日本語の図鑑サイトだ。タグラインは「AI プロダクト & ロボットの図鑑」。最初に決めたのは、これを「記事の集合」にしないということだった。

レビュー記事を積み上げるサイトはすでに多い。一方で、ロボット掃除機とヒューマノイド、スマートホームのハブと歴史的名機を同じ分類軸で並べ、ステータスの変化まで追いかける「構造化された図鑑」は見当たらない。横断分類・ファセット検索・ステータス追跡を UI の中心に置く。これが電脳図鑑のポジショニングだ。

5 軸で分類する

分類軸は 5 つ。カテゴリ(ロボット掃除機 / スマートホーム / コンパニオン / ヒューマノイド / 屋外・作業 / 歴史的名機)、ステータス、エコシステム(Matter / Alexa / Google Home / Apple Home など)、機能タグ(水拭き / 見守り / 会話 AI / 二足歩行など)、メーカーと国コード。機能タグをロボットと家電で同じ語彙にしているのは、「見守り」で探したときにカメラもコンパニオンロボットも同じ棚に出てほしいからだ。

ステータスは 7 値にした。発売中だけでなく、研究・参考出品、発表済み、クラウドファンディング中、予約受付中、法人導入のみ、販売終了・歴史枠まで扱う。リリース予定の製品と過去の名機を同じ図鑑に置けるのは、この多段階ラベルがあるからで、変化の履歴(statusLog)は製品ごとに残す。

薄いページをつくらない

図鑑型サイトの弱点は、スペック表と画像だけの薄いページが量産されることだ。電脳図鑑では、編集部ひとこと・同カテゴリ内での位置づけ・ステータス履歴の 3 つを必須にして、どれかが空のレコードは公開しない。スキーマと公開スクリプトで強制する。

誰のための図鑑か

読者は 3 層を想定している。主はスマートホームの入門から中級で、購買直前の人。副はロボット好き・テック好きで、回遊とシェアの担い手。そして 3 つ目は AI エージェントだ。MCP や llms.txt を通じて、AI が参照できる図鑑であることを差別化の核に据える。

収益の両輪は、ロボット掃除機・スマートホームの購買導線と、ロボット・アンドロイド図鑑の話題性。ただしアフィリエイト単体の短期黒字を成功条件にはしない。認知と案件獲得、プロダクトのポートフォリオ、記事の素材 ─ この 4 層のリターンを合わせて評価する。

次回は、この設計をどうデータモデルに落としたかを書く。