No.239
編集部ひとこと
EV メーカーの小鵬汽車が作るヒューマノイド。2025 年 11 月の自社 AI デーで次世代機が公開され、歩き方が人間そっくりすぎて「中に人が入っている」と疑われ、その場で脚を切り開いて見せた一幕が話題になった。全身 76 自由度のうち 21 が片手に集中し、指先の細かい作業を狙う。頭脳は自社設計の Turing AI チップを 3 基積み、会話・歩行・対話を 1 つにまとめた基盤モデルを載せる。ヒューマノイドとして初めて全固体電池を採用した。2026 年末に量産を始め、まず自社の店舗と拠点に配り、2027 年から中国と海外で正式に売る計画。
横断比較での位置づけ
ヒューマノイド枠の自動車メーカー発。Tesla Optimus と同じく EV の技術を転用する系譜で、実際に売る時期を年単位で明言している点が研究機の Xiaomi CyberOne と対照的。
スペック
| 自由度 | 76 DoF(全身)/ 21 DoF(片手) |
|---|---|
| バッテリー | 全固体電池(ヒューマノイドロボット業界初搭載。軽量・高エネルギー密度・高安全性を狙う) |
| 演算ユニット | Turing AI チップ ×3(有効演算性能 3000 TOPS、2025-11 発表時点) |
| 開発者向け SDK | SDK 公開予定(グローバル開発者とヒューマノイドロボットのアプリケーションエコシステムを共同構築すると発表) |
| AI モデル | VLT + VLA + VLM を統合した自社開発の物理世界基盤モデル(「会話・歩行・インタラクション」の三位一体知能) |
| 量産計画 | 2026年末までに量産開始(XPENG 店舗・キャンパスへ先行導入)。2027年に中国・海外市場で正式発売・納品開始 |
写真・動画
関連モデル
タグ・エコシステム
ステータス履歴
- 2025年11月5日発表済み・時期未定2025 XPENG AI Day(広州)で次世代 IRON を公開
- 2026年8月25日発表済み・時期未定資金調達の発表で、2026 年末に量産開始・2027 年に中国と海外で発売する計画を明示
データ注記
- 身長・重量は次世代機について公式発表が無い。よく引かれる 178 cm・70 kg は 2024 年発表の初代 IRON の数値
- 自由度は発表時期で食い違う。2025 年 11 月の発表会では全身 82・片手 22 とされたが、2026 年 8 月の発表では全身 76・片手 21 になっている。新しい方を採った
- 演算性能は公式が 3 基で 3000 TOPS とするのに対し、業界メディアは同じ構成を 2250 TOPS と報じている。公式の値を採った
- 歩行速度・可搬重量・稼働時間・センサー構成は公式発表に具体的な数値が無い
- 第三者動画は収録していない。非売の先行導入段階で、見つかるのは公式発表映像の再編集・解説ばかりだった
- 初代 IRON(2024 年発表)は図鑑に未収録





