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Sanctuary AI Phoenix

Sanctuary AI Phoenix

サンクチュアリ AICA ─ カナダ

販売終了・歴史枠発表: 2023年5月16日

価格は一度も公表されていない。一般販売・レンタルの実績も無く、法人との短期実証のみ

編集部ひとこと

カナダのバンクーバー発、手の器用さに賭けたヒューマノイド。片手に 21 の自由度を持たせ、指先には人の指に近い感度の触覚センサーを載せて、工場の細かい手作業を狙った。自律で動くというより、人間の操縦者が遠隔で操って作業させ、その記録を Carbon という AI に学ばせる設計。第 8 世代では脚を捨てて車輪台車に変えている ─ 「二足の脚では、精密に安全に作業するための頑丈な胴体を支えきれない」という顧客の声が理由だった。2026 年 6 月、会社は自社ヒューマノイドを売る路線をやめ、他社の産業用ロボット向けに AI ソフトウェアを提供する方向へ舵を切った。

横断比較での位置づけ

ヒューマノイド枠の「手から入った」機体にして、路線転換で終わった例。Apollo や Digit が全身の運搬力を売るのに対し、Phoenix は指先の器用さ一点に賭け、そのまま実機の商品化に届かなかった。

スペック

自由度ハンド片手 21 DoF(Phoenix 公式値・2024年12月時点。全身の自由度は非公表)
モビリティ形態車輪ベース(二足歩行ではない)。Gen 8(2024年12月)で公式に採用 ─ 「二足歩行の脚は、精密かつ安全に作業するために必要な強靭な胴体を支えるには脆弱すぎる」という顧客フィードバックが理由と公式発表
AI・ソフトウェアCarbon™(知覚・タスク計画・行動生成を統合するAI制御システム、Microsoft Azure上で学習・運用)。実運用は人間パイロットによる遠隔操作(テレオペレーション)でCarbonの学習データを収集する形が中心(自律動作は限定的)
センサー指先の静電容量式触覚センサー(7 セルのアレイ)/ 深度カメラ / RGB カメラ

写真・動画

公式Sanctuary AI - Phoenix at Human-Equivalent Speed─ Sanctuary AI
公式Sanctuary AI Brings Phoenix to Messe 2025 with Microsoft─ Sanctuary AI
公式Sanctuary AI Equips General Purpose Robots with New Touch Sensors─ Sanctuary AI

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ステータス履歴

  1. 2023年5月16日研究・参考出品Phoenix の名を冠した第 6 世代を発表。汎用の作業用ヒューマノイドとして打ち出した
  2. 2024年12月研究・参考出品第 8 世代を公開。二足の脚をやめて車輪ベースに変更
  3. 2026年6月17日販売終了・歴史枠自社ヒューマノイドを提供する路線を転換し、他社の産業用ロボット向け AI ソフトウェアの提供へ。製品ページも消えた

データ注記

  • 一般販売もレンタルもされたことがない。あったのは法人との短期の実証だけで、その成果も公開されていない
  • 2026 年 6 月に会社が路線を変え、公式サイトから Phoenix への言及が消えて製品ページも 404 になった。実機の提供は「長期的な目標」という位置づけに後退している
  • 身長・体重・可搬重量・歩行速度・稼働時間・演算ユニットは、最終世代について一切公表されていない。よく引かれる 170 cm・70 kg・可搬 25 kg は 2023 年の第 6 世代の数値
  • 片手 21 自由度は 2024 年 12 月時点の公式値。広く出回る「20」は 2023 年の両手合計の数値で、別の数え方
  • 価格は一度も公表されていない。ネット上の推定額は出典が確認できないため収録していない
  • 第 8 世代から車輪で動く。二足歩行しないため bipedal のタグは付けていない
  • 第三者動画は収録していない。一般に売られたことがないため、独立したレビュアーが実機を撮る機会自体がほぼ無かったとみられる
  • 国内の代理店・実証事例を示す情報は見つからなかった

出典

最終更新: 2026年8月26日