No.006
編集部ひとこと
早稲田大学を中心とする研究チームが、内閣府のムーンショット型研究開発事業(目標 3)で開発している介護・家事向けのヒューマノイドの研究機。調理や洗濯から、移乗の支援・体を拭く・食事の介助といった介護、検査の補助までを、ひとつの機体で学習して自律的にこなすことを 2050 年の目標にしている。試作機の Dry-AIREC は、画像と力センサーの情報を学習してスクランブルエッグを作り、人の足の姿勢を見て力加減を変えながら靴下をはかせる。ヒューマノイドによる超音波検査の実演もある。非売の研究機で、身長や重さは公表されていない。2025 年の大阪・関西万博にも出展した。
横断比較での位置づけ
ヒューマノイド枠の日本の研究機で、人の体に直接触れる介護を正面から狙う 1 台。産総研の HRP-5P が建設現場の重作業を、テレノイドが遠隔操作で会話の仲立ちをするのに対し、AIREC は抱き起こしや着衣の手伝いのように力加減の難しい作業を学習で身につけようとしている。
写真・動画








ステータス履歴
- 2022年1月6日研究・参考出品プロジェクトの公式チャンネルで研究試作機 Dry-AIREC の基本性能を公開
データ注記
- 非売の研究機のため価格は無い。JST ムーンショット型研究開発事業(目標 3)の研究で、2050 年の社会実装を目標にしている
- 身長・重量・自由度などの数値は大学・プロジェクトの公式情報に記載が無い。報道では重量約 68 kg と紹介されているが、公式の出典が無いため載せていない
- 移動の方式(二足歩行か車輪か)は公式に記載が無い
- 公開時期は大学の正式な発表資料が見つからず、公式チャンネルの Dry-AIREC 基本性能の動画(2022-01-06 公開)を初出とした
- 研究段階の機体名が複数ある(Dry-AIREC・AIREC プリプロトタイプ)。動画はすべて Dry-AIREC のもの
- 2025 年の大阪・関西万博(ムーンショットパーク、2025-08-06〜18)に出展した


