No.114
編集部ひとこと
NEC が 2001 年 3 月に発表した卓上サイズのコミュニケーションロボット。名前は Partner type Personal Robot の頭字語で、前身は 1997 年に開発を始めた R100。高さ 385mm・約 5kg で、カメラで家族の顔を見分け、音のする方を向いて 650 語の音声を聞き分け、褒められたか叱られたかで反応が変わる感情モデルを持つ。家電のリモコン操作やインターネット接続もこなした。家庭向けには市販されず、2013 年に卓上型 PaPeRo petit を出した後は法人向けのプラットフォームへ軸足を移した。
横断比較での位置づけ
歴史枠の 4 台目で、日本のコミュニケーションロボットの先駆け。AIBO(1999)が「ペット」の側から入ったのに対し、PaPeRo は最初から会話と個人識別で家族の一員になろうとした。Romi や NICOBO が今やっていることを、20 年以上前に一通り試している。
スペック
| 本体サイズ | 高さ 385 mm(前身 R100 の 440 mm から小型化。幅・奥行きの公式値は確認できず) |
|---|---|
| 重量 | 約 5 kg(2001 年発表時。前身 R100 は 7.9 kg) |
| 主な機能 | 顔認識による個人識別と記憶 / 音声認識と対話(音源方向検出、当初 650 語)/ 褒める・叱るで反応が変わる感情モデル / 超音波センサーによる障害物回避と自律移動 / 家電のリモコン操作とワイヤレスモデム内蔵によるインターネット接続 / 目・口・耳の LED による表情表現 |
| 生産終了 | 公式な単独の生産終了発表は確認できず。2013 年発表の PaPeRo petit を機に家庭向け研究ラインが法人向けプラットフォームへ転換 |
写真・動画
関連モデル
タグ・エコシステム
ステータス履歴
- 2001年3月21日研究・参考出品NEC が新型パーソナルロボット PaPeRo を発表(前身は 1997 年開発着手の R100)
- 2013年販売終了・歴史枠卓上型 PaPeRo petit の発表を機に家庭向け研究ラインは終了し、法人向けプラットフォームへ転換
データ注記
- PaPeRo は家庭向けには市販されず、NEC の研究開発機として展示・実証で使われた。法人向けの PaPeRo i は NEC プラットフォームズが 2016 年 7 月に量産出荷を開始している
- 発表日 2001-03-21 は同時代の報道記事によるもので、NEC 自身の一次プレスリリース原本は見つからなかった
- 生産終了の単独告知は存在しない。statusLog の 2013 年は PaPeRo petit 発表(2013-11-11)を区切りとした編集部の判断
- 前身の R100 は 1997 年 1 月に開発着手、1999 年に発表という記述と、発表時期が 1 か月ずれる記述が併存する
- 本体の幅・奥行きの公式値は確認できず、高さのみを記載している
出典
- https://ascii.jp/elem/000/000/321/321798/
- https://ascii.jp/elem/000/000/305/305256/
- https://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0316/nec.htm
- https://jpn.nec.com/press/201311/20131111_01.html
- https://jpn.nec.com/design/case/papero.html
- https://robotstart.info/article/2017/01/18/56539.html
- https://project.nikkeibp.co.jp/atclppp/PPP/news/042400706/




